ミミズと地震に因果関係はあるか。
今となっては大分昔の話だが、東日本大震災ーーー俗に言う3.11の前、不思議な物を見た。
普段から使っている道に突然大量の大きなミミズが這っていたのだ。
勿論いつもはミミズなんて1匹も見ない。
そもそもミミズが生息できるような場所は街路樹付近のみで、歩道自体は水を吸収して下に流すタイプのタイルで舗装されている。水溜まりすらできない仕様なのだ。
しかしあの日は大きなミミズがいた。とにかく沢山いた。それがとても印象的だった。
そして昨日の深夜、バイトの帰り。時刻は午前1時半過ぎくらい。
件の道に大量のミミズが這っていた。
どのくらいかと言うと、1歩毎に足元を確認しないとミミズを踏んでしまうレベルでいた。
どれも10cm程の大きなミミズで、既に踏まれたり自転車に轢かれている亡骸も結構いた。
それは一直線の道路100メートル以上に渡って発生していて読んで字のごとく牛歩せざるを得なかった。
あの日以来の大量発生。
嫌でも思ってしまう。
しかし地震とミミズの因果関係なんて聞いたこともないし、ミミズの生態も地震のメカニズムも大した知識を持ち合わせていない俺には説明も証明もできない。
言えることは1つだけ。3.11以来大量なミミズを見たことはないし、それ以前にも見たことはない。あの異様な光景には地震の数日前にしか出会わなかった。それだけだ。
夏に大きな地震は暑いから嫌だなぁ。
汗をかいたまま風呂も入らない人間達が密集してるとか、考えただけで臭くて吐きそう。