若い内の苦労は命や健康の前借りなのでそこの所宜しく。
「若い内の苦労は買ってでもしろ」
そんな諺があります。
失敗しても許される。
怒られることで成長できる。
色々なことに挑戦して経験値を稼げるという意味では正解です。
しかしそれと同じくらい心に留めておいてほしい事があります。
それは若い時の無理や無茶は加齢と共に倍返しされるという事です。
睡眠時間を削ったりエナジードリンクを飲んで限界突破したり。若い内はそうやって時間を創出することが出来ます。
時には飲み会でハメを外してからオールで仕事やバイトに行くこともあるかもしれません。
そういうことは若い内にしか出来ない力の出し方です。
しかしそれらは命や健康の前借りでしかありません。
若い内にしか出来ないのではなく、若い内にそういう事をしたから三十路や四十路になった時に健康診断で引っ掛かるのです。
分かりやすい例を出してみましょう。
スポーツ選手は常に怪我と隣り合わせです。怪我をきっかけに引退に追い込まれる選手も少なくありません。
競技にもよりますが選手生命は大体二十代後半くらいまで。その間に膝や肘、手首や腰と様々な部分を傷めてしまいます。
一度負った怪我というのは一生ついて回ります。
骨折したことがある方は季節の変わり目や悪天候の時に痛みが戻る経験をしていると思いますが、同じ事が人生にも当てはまるのです。
胃腸や肝臓といった五臓六腑は勿論、脳の神経細胞にまで影響は全身に現れます。
よく言われる『一生に飲める酒の量は決まっている』のと同じ様に『一生に負える負担の量は決まっている』のです。
とはいえ人生の長さは死ぬまで分かりません。特に最近は人生百年なんて言葉もよく聞きます。
もしも百年生きる予定があるなら転ばぬ先の杖として負担は軽減すべきですが、刹那主義(あるかどうか分からない未来ではなく今という瞬間に最善を尽くす)ならば我慢せずに思う存分やり切るべきだと思います。
ちなみに僕は刹那主義者なので緑内障ですが目を酷使するし、酒も浴びるように飲んでいます!
ブログの説得力がゼロになった瞬間ですね。