ノーガードという戦法(但し勝てるとは言っていない)

日々の思考を徒然とキーボードで打つブログ。

33歳、初めてインフルエンザにかかる。

年末年始は病院も休みだ。

 

唐突に何を言い始めたのかと思うだろう。

去年持病に副鼻腔炎が加わってからの年越しで、薬を貰いに行ったりするタイミングを計れなかったのだ。

そもそもスタンスとして炎症が酷くなったら都度抗生物質で叩くという方法なので、タイミング良く炎症を起こせでもしなければ計画的に薬を処方してもらう事など出来ない。

逆に年末年始さえ持ちこたえられれば何とかなるという訳だ。

 

しかしその年末年始に見事に悪化させ、更にバイトの連勤が重なった。

バイト先は帰省組が居ない分使える人員が限られているし、どのみち病院も開いてやしないから頑張った。

副鼻腔炎と喘息がタッグを組んできた連勤の最終日、熱があるのを押してバイトをやり遂げた。どうせこの熱も炎症のせいだ。そう疑わず。

 

翌日抗生物質を貰う為に耳鼻科を受診した。これが昨日の午後に当たる。

起きた時には熱もすっかり下がっていたし前日程喉に違和感も無かったので

「このタイミングじゃないんだよ、もうちょい悪化を先延ばせなかったのかね体よ」

と思いながらの受診である。

そうしたら医者が

「まあ時期も時期だし、念のためにインフルエンザの検査もしとこうか」

と言い出した。が、別に断る理由も無いので人生初のインフルエンザ検査を受けた。

聞くところによると大層辛い検査らしいので身構えていたが、ほっそい綿棒みたいな物で鼻と喉の間くらいの場所を擦られただけで終わってしまった。

え、皆これが嫌で検査したくないん???

 

さて、検査が終わり再び結果を聞きに医者に呼ばれる。

どうせ陰性でしたーで終わりなんだろうなー、検査代余計なんだよなー、と思いつつ座ると

「陽性でした。A型ですね」

と言われた。

はいぃ?(右京さん風に)

医者「僕も驚きましたよ。ワクチン打ってないし昨日ちょっと熱が出てすぐ下がったんでしょ? でもほら、試験紙が反応してるんです。だからA型ですよ」

 

ちょっと待て。待ってくれ。

いや確かに興味はあったし期待もちょっとはしてたよ? 未経験だから。

実際かかった事のある人達の体験談も

「あれは風邪とは明らかに違うって分かる」

「何度かかってもあの関節痛にだけは慣れない」

「インフルはマジで無理。動けなくなる」

と狂気を感じる話ばっかりだし、そりゃ一度くらいはかかってみたいと思うじゃん?

いつもと違う事は何一つ無かったんだが。

38.1度の熱が出て、その温度なりの関節痛はあった。んでもそれだっていつもの炎症の続きみたいな感じ。

咳も喘息のあの空咳みたいなのだけだったし、そもそも殆ど咳も出なかった。気管が狭まってるから強く息を吸うと噎せる、それくらい。

そんで全部翌日には治まってたんだが。

え、インフルエンザって何なん???

 

しかしまぁとにもかくにもインフルエンザという事で、それが判明してからの病院の対応が凄かった。

まずは個室に隔離される。会計から処方箋の受け渡しまで全部そこで済ませて病院から出される。めっちゃキャリア扱いしてくるじゃん。ウィルス原扱いするじゃん。

しかも専用の書類を渡されて「○日以上経つまで外出禁止」とか色々説明もされた。全く実感が無いが本当にインフルエンザなんだなぁ、とそこで初めて染々思った。

 

さて、それでは気を取り直して、巷で噂の禁断の薬『抗インフルエンザ薬』とやらを頂こうじゃないか!!

なんかアレだ、「アイキャンフラーーーーーイ!」って窓から飛び降りたりする幻覚妄想アッパー系のヤクなんだろ?(言い方)

 

薬剤師さん「この吸入薬を吸って頂いてインフルエンザの薬は終わりです」

 

え????

 

薬剤師さん「あ、もし不安な様でしたら笛で練習とかされますか?」

俺氏「あ、大丈夫です、普段から喘息の吸入してるんで……(きょとん顔)」

 

俺氏きょとん顔のまま帰宅。

あれ?

俺インフルエンザって言われたよな?

これは取れ高ある! って楽しみにしてたよな?

 

イベントひとつも起きなかったんですけど!!!

 

何だろう。まぁ、とりあえず

来年からはかからなくていいかな。