GIDのガイドラインクリアが無理ゲーな件について。
突然だが、僕はGIDである。
否、正式には違う。
GID【性同一性障害】。平たく言うとオカマとかオナベとかそういう感じ。
僕はオナベである。
が、GIDと診断される為のガイドラインに抵触しているから絶対に診断は下りない。
ガイドラインの一例。
- 趣味趣向が社会的に男女で分けられてるからって理由はダメ。
- 性別の不一致以外は心身共に健康じゃなきゃダメ。
- 生育環境から受けた影響が理由じゃダメ。
こんなん事実上ほぼダメじゃねーか。
僕という実例で検証してみよう。
ランドセルを買ってもらう時
「好きなのを選んでいい」
と言われたから黒の格好良いヤツを選んだら
「お前は女の子なんだから赤じゃなきゃダメ」
と言われた。
ミニ四駆をやりたいと言うと
「あれは男の子がやる遊びだからダメ」
と言われた。
僕は昔から喧嘩(物理)が大好きで、男相手に毎日のように喧嘩をしていた。
他の趣味と言えば機械いじりとゲームだった。
中学の時にラジオを一番に完成させたし、配電盤の回路も僕のチームだけが課題をクリアできた。
格闘技か機械関連の職に就きたいと思っていた。
大仁田厚氏の有刺鉄線電流デスマッチに憧れていた。溶接工にもなりたかった。
でも全部『お前は女だからダメ』と言われた。
常日頃から口酸っぱく『ちゃんと女の子らしくしなさい』と怒られていたし、家族は徹底した男尊女卑信者だった。
また先天性の脳の機能障害を見逃された関係で”普通”ができない事を常に怒鳴られ、あらゆる虐待を受けた結果僕の精神は決して治らない状態まで破壊された。
偏見と『女だから』という差別と家庭環境で負った数多の精神障害。
これがガイドラインに引っかかるから、僕は絶対にGIDを名乗れない。
GIDじゃないとホルモン注射を打つ権利をもらえない。
ホルモン注射ができなければ勿論手術も受けられない。
海外で実費で手術を受けるとアフターケアを受けられないし、百万単位のお金が必要になる。
仕事をしようにも女性の制服は着られないし女性の振る舞いもできない。
何より女子更衣室に入れないし女子トイレにも入れない。
オナベとして飲み屋で働く事も、虐待中に記憶を消すというパッシブスキルを会得して客の顔も名前も覚えられないからアウト。
僕みたいな少し特殊な例じゃなくてもGIDを抱え続けて精神の健康が保たれているのは少数派だと思う。
オナベだったら成長と共に胸は出てくるし身長は低いし生理だって毎月くる。
メンズ服を着たって周囲の目は気になるしイジメの的になるかもしれない。
友達でいたいだけなのに男から告白されたりもする。
周りの人間が”相手は男か女か”っていう判断を最初にする限り『だってお前女じゃん』『女の癖に』なんて迫害は避けられないのが現実。
第一男女差別をしてるのはガイドラインの方だ。
「僕は機械や格闘技、ゲームが好きです」
に対して
「男女平等なんだからそういう物が好きでもそれはアナタが男であるという証明にはならない」
いやなるだろ、現実的に!!!
本当に男女平等ならそもそもGIDなんて障害は存在しないからな!!!
それって生殖活動以外は男女の区別をしないって事じゃん。そんな訳ないじゃん。
胸も卵巣も子宮もいらないし、もっと男っぽい筋肉のつけ方をしたいんだよ。
声も低くなりたい。人生のスタートはそれが完成して初めて始まると思ってる。
内臓疾患の患者を手術するように。
ホルモン注射と胸と生殖器の除去手術を受けさせてくれ。
そうしたら少しは精神面は健康になる筈だから。